大賞🏆『朝の光景』

まなざしフォト部二期フォトコンテスト「光」受賞
我が家の朝はものすごく慌ただしい。
1歳と3歳の面倒をみながら5歳の長女を幼稚園へ送り出すというミッションは一筋縄ではいかない。
なんとかバタバタと3人分の支度を終え、「おかあさんといっしょ」が始まったらバス停へいってきます!あれ、自分のご飯を食べた記憶がない…!
無事に長女を送り出し、光が差し込んできた部屋に戻って次女と末っ子が遊び始めたらようやくホッとひと息。
洗濯物を干し、掃除機をかける…そんな毎日です。
後追いで泣いてばかりの末っ子でしたが、
最近は次女が横にいれば遊んでいられるようになりました。

この写真は、そんなバタバタと過ごす朝の時間、優しい光の中で弟をあやす次女の姿が眩しくて撮った1枚です。

ずっと末っ子に対してライバル心が強かった次女
先日、わたしが目を離したすきに次女の作った折り紙の「ちょうちょ」が末っ子によって壊される事件(?)が起きました。
悲しそうにうなだれる次女
それでも弟に怒ることはなく
「あかちゃんだから、しかたないね」
と涙をこらえる次女に立派なおねえちゃんの姿が見え、驚きました。

末っ子が産まれてからの1年、
繊細な次女は特に色々な葛藤があったと思います。
わかりやすい赤ちゃん返りもありました。
そんな次女も気づけば優しいお姉さんに。
あと4ヶ月もすれば長女と一緒にバスに乗り登園する日が来ます。
一緒に過ごせるこの時間もあと少し。
次女のマシンガントークが聞こえなくなったこの部屋で、この写真を見たら泣いてしまうかもしれません。
子どもと過ごす日々は慌ただしくも、その成長は眩しくて愛おしい。
写真を通してそんなことを改めて感じながら、入園までの残りの日々もバタバタ楽しく大切に過ごしたいと思うのです。


写真・キャプション:さきこ



顧問コメント

成長が眩しくて愛おしい。そんなさきこさんの感情がこのお写真がとても強く感じます。次女ちゃんの背中がとても頼もしく優しく見え、光が二人を包んでるのがとても印象に残りました。見てるこちらも同じような感情を抱くほど感情が乗った一枚だと思います。 足元の自由さもお子さんらしさが分かるようでとても好きです。そしてさきこさんらしい、そんな一枚でもあります。眩しさと共に少しの寂しさを感じ、胸がギュッとなるような一枚です。

講評:相武えつ子さん(まなざしフォト部の顧問)


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