特選『見ているよ』

まなざしフォト部一期フォトコンテスト「まなざし」大賞
自分の目がカメラだったらいいのに。
まばたきでシャッターが切れたらいいのに。
子供が、娘が産まれてから、ずっと思っていること。

1歳半でお姉ちゃんになった娘。今思えば、1歳半なんてまだまだ赤ちゃんだったな。最近は喧嘩もよくして息子に泣かされたりもするけど、息子のお世話をしっかり焼いてくれる。

おむつ姿の息子が見られるのも、もうあと何か月あるのかな。イヤイヤも多いけど、お姉ちゃんの言うことはちゃんと聞いたりするんだな。

あっという間に大きくなってしまう。
君たちの成長、いつも見ているよ。

お人形用のベビーカーやジャングルジムで占領されている和室とか、みんなが座ってくたくたになってきてしまってるクッションとか。写真に写るものはみんな、今は当たり前だけどいつか当たり前じゃなくなってしまうものばかり。

そんな当たり前の毎日を覚えておきたいから、これからもまばたきするように写真を撮り続けようと思うよ。


写真・キャプション:chie



顧問コメント

お子さん二人の関係性が現れてる一枚だと思います。お世話焼きなお姉ちゃん、言うことを聞く息子君。ジャングルジムも床の服も、今は当たり前かもしれないけどいつか見れなくなりますもんね。そんなかけがえのない日々の尊さを感じました。瞬きするようにシャッターを切って一瞬たりとも忘れたくないですよね。そんなお母さんの気持ちこそお子さんにとってはうれしいものになると思います。

講評:相武えつ子さん(まなざしフォト部の顧問)


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