特選『そしていつかばぁばになる』

まなざしフォト部一期フォトコンテスト「まなざし」大賞
大好きなばぁばは大忙し。
土日もお仕事で
なかなか一緒に遊べない。

無理矢理作ってくれたお休みに
遊びに出かけることになって
娘は大喜び!!!!!

ママ〜!なんてくることはなくて
わたしはただのカメラおばさん。

ちょっと休憩、でベンチに座るも
娘はばぁばにべったり。

娘がばぁばを見つめる嬉しそうなまなざしも
ばぁばが娘を見つめる優しいまなざしも
どちらも大好きで
どちらもなんだか羨ましい。

私と娘を側から見た時も、こんな感じなのだろうか?
私が子どもの頃、母はこんなふうに私を見てくれていたのだろうか?

帰りの車の中、遊び疲れて眠った娘。
今日もばぁば大好き全開で羨ましいくらいだよ、
と母に伝えると

ママといるときのお顔が一番可愛い顔してるよ、

と教えてくれた。

そして

孫ができて分かったけど、
やっぱり一番可愛いのは我が子なのよね〜
と。

そうだ、私は知っている。
娘の嬉しそうなキラキラしたまなざしも
母の包み込むように温かいまなざしも。
どちらも私にも向けられている。

私はわたしのまなざしを、側から見ることはほとんどないけれど
娘のキラキラしたまなざしを母の様に愛あるまなざしで返したい。

そして母には、母業に奮闘する娘(私)を
これからもあたたかく見守っていて欲しい。

わたしはいつまでも母であり、娘でもある。
そこにはいつでも愛ある眼差しがある。
見えないからこそ、写真に残して記憶していきたいと
改めて思えた1枚。


写真・キャプション:KAORI



顧問コメント

とってもまぶしい表情。愛をストレートに感じるまなざし。うらやましい一枚です。二人のまなざしから感情を感じその感情が見てる側にも乗っかってきます。ちょっともう本当に勘弁してほしい。きっとKAORIさんもお母さまから向けられてるまなざしを娘さんにもお母さまにも向けられているんでしょうね。本当に感動しました。いつまでも子どもなので甘えちゃいましょう。私も甘えたいとおもいます。

講評:相武えつ子さん(まなざしフォト部の顧問)


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